- 2008年1月23日 23:47
- 熱弁人
お約束通り、今日のブログは日曜日(1月20日)に行われた、ステラミーゴ戦の試合についてです。
試合が始まる前に行う事の一つに、試合全体の流れを考える作業があります。監督の指示とは別に、自分の中でもある程度の試合の流れを予想しておくのです。プレーの判断の軸を作る作業とでもいうのでしょうか。
人によって色々だと思います。僕の場合、前半20分後半20分の計40分を一つのくくりで考えます。
一枚の長いタイムテーブルを想像して下さい。
この中で起こりうるであろう失点パターンを予測し、その日許してもいいゴール数(失点)を割り出します。
許してもいいというと、語弊があるかもしれません。
フットサルの場合、競技の性質上、無失点試合というのは殆どありません。例外もありますが、最低1点か2点は得点が入ります。という事は、こちらも最低1失点か2失点かはするという事です。
得点を2点以上とる=失点を2点以内にするというのが、引き分け、あるいは負けない最低条件です。
これを、
得点を3点以上とる=失点を1点以内にする事でチームの勝率が各段に上がります。
これを基本ベースにした場合に、2失点(前半1失点/後半1失点)がGKとしての許容失点範囲、つまり責任を果たしたと考えます。
(ちなみにこれは僕の考えであって監督の考えであったり、評価基準とは全く関係ありません。)
ただし、失点の内容にもこだわります。2失点は何でも失点して良いというわけでなく、事故による失点のみを計算します。つまり、オウンゴールだったり、あきらかに不可解な判定での失点といった試合をシュミレートする上で計算できない不測の事態の失点のみです。
これがトンネルをしましただとか、キャッチミスで入ったというような失点はあきらかにGKのミスであり、GKとしての役割を果たしていない事になります。
1試合に事故が起こる確率なんてそんなにない。という事は事故がなければ失点はなくなるわけです。
この予測が何故必要か、何の役に立つのか。この通りに試合を運ぶ事が何故大事なのか。
一番大きいのは試合を作れるという事です。お互いに2点は取れる。2点は取られると考えた場合、先に失点しても慌てないし、先に点を取っても油断しない。つまり想定内の中で試合が行われているわけです。
フットサルもサッカーもそうですが、試合途中の得点経過なんて本当はどうでもいい。試合が終わった時に、相手より多く点を取っていた方が勝ち、単純なルールです。
2点先制されてもまだ大丈夫だと思えるのと、無失点で完全試合だけが全て、失点したらもう負けだと思ってプレーするのでは大分心理状態が違うでしょ?判断力だって鈍ってしまいます。
そうすれば1点とられても、それで落ち込む様な事もないし、2失点目をされるまでどうやって時間をつぶしていこうとか(取られる事を前提に考えているので)、色々な選択肢が出てくるわけです。
そこから少しの間時間を稼ぐ(スコアが動かないようにする)。
そうこうしてる間にだいたいは味方が点を取ってくれてます(笑)。
何故なら、試合には流れというモノがあり、どちらのチームにも傾く様になってるからです。
ホントつくづく試合は生き物だと思います。一回動き出すとどちらにも、そして何回でも転びます。
流れがある時は自然にチャンスばっかりになるし、逆に相手に流れがある時はピンチばっかりになりますからね。
40分トータル(フットサルの場合)で一つとして考えないとやっていけないでしょ?
ここで大事な事が一つだけあります。
こちらに流れがある時に点を取る。向こうに流れがある時に失点しない。
これに尽きますね。これが出来れば間違いなく試合の主導権を握る事ができます。
こちらに流れがある時に決められないシーンが続くと、あぁ今日の試合はしんどくなるなぁとか、
相手の流れ上手く分断できた時は、この試合はここからウチに流れがきそうだなとか考えてプレーしてます。
GKの表面上の仕事はシュートを止めたりといった事だと思います。もっと深く掘り下げると試合を作る(試合を安定させる、スコアを動かさない)という役割があるんです。これがベースにあると攻撃での勝負所であったり、DFでの踏ん張り所だったりといった感覚が試合中に働くんです。
ちょっと試合の見方が変わる気がしませんか?
他にも沢山考えたり準備したりしてる事があるのですが、今日はGKの失点という切り口から話を進めてきました。
明日はこれを基にステラミーゴ戦を振り返ってみたいと思います。
ではでは・・・。